【蒸留所ツアー】宮城峡蒸溜所見学体験レビュー!予約方法やショップ情報も一挙公開!

先日、2024年7月にニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所を見学してきました

宮城峡蒸溜所を訪れるのは初めてでしたが、ビジターセンターから蒸溜所見学、有料試飲まで、全て大満足の内容でした!

今回はその様子をお伝えするとともに、予約方法やアクセス、ショップ情報などについても詳しくご紹介したいと思います。

この記事を書いた人

ケン

・元バーテンダー

・年間で飲むウイスキーは100杯以上

・ラガヴーリンをこよなく愛する

・ケンのプロフィールはこちら

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目次

宮城峡蒸溜所について

宮城峡蒸溜所とは

基本データ

創業開始 1969年

仕込み水 新川の伏流水

蒸留器 初留4基、再留4基、連続式蒸留器2セット

宮城峡蒸溜所は、創業者・竹鶴政孝がウイスキーづくりの集大成として1969年に建設したニッカ第二の蒸溜所です。

竹鶴が目指したのは、複数の蒸溜所で生まれた多彩な原酒をブレンドし、より芳醇なウイスキーを作ることでした。

新川と広瀬川のふたつの清流が合流する霧深い緑豊かなこの渓谷で、新たな原酒を作るべく、竹鶴が余市蒸溜所に次いで開いたのが宮城峡蒸溜所です。

仕込み水には新川(にっかわ)の伏流水を使用しています。

第二の蒸溜所の建設候補地を探していた竹鶴が、新川の水を使ったニッカウヰスキーの水割りを飲んだとき、そのあまりのおいしさに建設を即決したという逸話も残っています。

そんな宮城峡蒸溜所のウイスキーの特徴は主に2つあります。

特徴1:華やかでフルーティなモルトウイスキー

ニッカ第一の蒸留所である余市蒸溜所が作り出すモルトウイスキーは力強くコクのあるウイスキーである反面、宮城峡蒸溜所のモルトウイスキーは非常に華やかでフルーティなウイスキーに仕上がっています。

竹鶴が宮城峡蒸溜所に求めたのは、多彩な原酒をブレンドするために余市蒸溜所とは異なる個性を持つ原酒でした。

そのため、蒸留する際のポットスチルは、余市蒸溜所では石炭直火加熱蒸留を行っているのに対し、宮城峡蒸溜所ではスチームによる間接加熱が採用されています。また、ポットスチルのヘッドの形状に関しても、余市はストレート型であるのに対し、宮城峡は胴部分にふくらみのあるバルジ型です。またラインアームもライトな酒質を生みやすい上向きになっています。

これらの性質により、宮城峡が生むモルトウイスキーはとてもライトでフルーティな特徴を持っています。

特徴2:カフェ式連続式蒸留機によって作られる香味豊かなグレーンウイスキー

竹鶴が目指したブレンデッドウイスキーづくりに欠かせないもうひとつの原酒が、とうもろこしなどの穀物を主原料とするグレーンウイスキーです。宮城峡蒸溜所では、竹鶴政孝がこだわり抜いた伝統的なカフェ式連続式蒸留機「カフェスチル」を現在でも稼働し、香味豊かなグレーンウイスキーを作り続けています。

この蒸留機は旧式の蒸留機で効率は悪いのですが、その分グレーンウイスキーに原料由来の成分が残りやすいという特徴があります。竹鶴は非効率にも関わらず、原料本来の甘みや香りにこだわり、あえてこの蒸留機を選びました。

香りや味わいが比較的淡泊な通常のグレーンウイスキーと比べて、カフェグレーンは穀物由来の甘みやクリーミーなコクを持っていることが特徴です。

営業時間

宮城峡蒸溜所の営業時間は以下のようになっています。

施設営業時間
ビジターセンター9:00~16:00
ギフトショップ9:15~16:15
(最終入場16:00)
貯蔵庫9:00~16:00

休業日:年末年始を除いて原則無休 ※夏季に休業日あり(事前にご確認下さい)

一般見学は14:30が最終ツアーとなっています。

アクセス

宮城峡蒸溜所の所在地は以下のようになっています。

施設名ニッカウヰスキー株式会社 仙台工場 宮城峡蒸溜所
所在地〒989-3433 宮城県仙台市青葉区ニッカ1番地

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