現在、日本ではハイボールが大人気で、居酒屋ではビールと並んでハイボールが看板メニューになっていることがほとんどです。また、バーでも少し贅沢に高級なウイスキーでハイボールを楽しんでいる方も増えているのではないでしょうか。
ハイボールの魅力を知ると、自宅でもハイボールを作りたくなる方が多いと思います。せっかく作るなら、ハイボールに合うウイスキーを使って、バーで味わうような高品質なハイボールを楽しみたいですよね。
そこで今回は、ハイボールに最適なウイスキーを25銘柄に厳選してご紹介します!さらに記事の後半では、元バーテンダーの私が、バーで提供されるような本格的なハイボールの作り方を伝授します。
この記事を参考にすれば、自宅でも最高のハイボールを作れるようになりますので、ぜひ最後までお楽しみください!
ハイボールについて
ハイボールとは
そもそもハイボールとは何かというところから説明します。「ハイボール」とは、日本では一般的に「ウイスキーのソーダ割り」を指し、カクテルの一種です。炭酸水以外にも、ジンジャエールで割ったものは「ジンジャーハイボール」、コーラで割ったものは「コークハイボール」と呼ばれ、より手軽に楽しめるようになっています。
しかし、広義では「ハイボール」とは「スピリッツやリキュールを割ったカクテル」を意味します。例えば、ジンをトニックウォーターで割ったジントニックや、カルーアを牛乳で割ったカルーアミルクも広義ではハイボールと呼べるのです。
ハイボールの名前の由来
「ハイボール」の起源には諸説ありますが、有力な説は2つあります。
1つ目の説は、スコットランドのゴルフ場にまつわるものです。ゴルフ場のクラブハウスで当時珍しかったウイスキーのソーダ割りを試していた英国人が、マスターに「これは何という飲み物ですか」と尋ねた瞬間、高く打ち上げられたゴルフボールがクラブハウスに飛び込んできました。彼は「ハイボール(高い球)だ!」と叫んだことが由来だという説です。
2つ目の説は、19世紀アメリカの鉄道信号機にまつわるものです。当時、「ボール信号機」と呼ばれる信号機があり、長い棒の先に付いたボールが上に上がると「GO」、下がっていると「DON’T GO」を示しました。ある駅員が隣駅のボール信号機を眺めながらウイスキーを飲んでいたとき、ボールが上がる(ハイになる)と列車が来るため、ソーダで割って一気に飲み干して駅に戻ったことが由来だという説です。
日本のハイボールブーム
今ではみんな大好きな居酒屋やバーで定番となっているハイボールですが、日本のハイボールブームの到来は1950年~60年代まで遡ります。当時は度数の高いウイスキーを日本人でも飲みやすいようにしたスタイルで流行しました。当時のハイボールの度数は今よりも濃く、ウイスキーとソーダの比率も1:2.5くらいで、アルコール度数は12%程度だったそうです。この時代に2000店以上あったと言われる「トリスバー」の看板メニューは「トリスハイボール」でした。
しかし、その後、高級感があり、じっくり飲めるということで「水割り」や「ロック」などの飲み方が主流になり、ハイボールの人気はなくなってしまいます。そして、1983年をピークにハイボールどころかウイスキー市場は急激に縮小してしまいました。その主な原因は「若者のウイスキー離れ」でした。ウイスキーは他のアルコール飲料に比べて価格も高く、何より中高年が飲むものという古いイメージが若者の間で定着しており、若者を遠ざけていました。
この状況をなんとかしようと、サントリーは2008年に「角ハイボール復活プロジェクト」を立ち上げました。当時はウイスキーの氷河期で、ましてや若者には「年配向けの酒」と思われていたウイスキーをなんとか復活させたいという思いで、目を付けたのが過去の遺物となりかけていた「ハイボール」でした。
「水割り」はおじさんのイメージが定着しており、「ロック」や「ストレート」は食事と合わせづらいため若者には受け入れられませんでした。しかし、「ハイボール」であれば、1980年代あたりでほとんど飲まれなくなったため若者にマイナスイメージはなく、度数も低く、のど越しも良いため、サントリーは、これなら若者に飲んでもらえるかもしれないと考えました。
そして、サントリーは、飲みやすい度数にするためのレシピの改良や積極的なキャンペーンを行いました。その結果、2009年からハイボールブームが再び到来しました。
このようにして、「角ハイボール復活プロジェクト」が火付け役となり、現在ではほとんどの居酒屋やバーでハイボールが飲まれるようになりました。つまり、意外と今のスタイルのハイボールが飲まれ始めたのは最近の話なのです。
ウイスキーの選び方
どんなウイスキーがハイボールに合う?
- 炭酸で割っても負けない香り立ちの良さと、しっかりとした風味
- 強すぎない個性で、何杯でも飲めるスムースな口当たり
- スモーキーさ、甘さ、ビターさのバランスが絶妙
- すっきりとした後味
ハイボールに合わせるウイスキーは、何杯でも飲めるスムースな味わいと、すっきりとした後味のものがおすすめです。
スコットランドやアメリカでは、ウイスキーはストレートやロックで飲まれることが多い飲み物です。そのため、非常にスモーキーなものや、ハイボールにするには甘すぎるものもあります。
味わいが極端に偏らず、すっきりとした喉越しを楽しめるウイスキーこそ、ハイボールに最適だと思います。
ウイスキーの選び方その1:産地で選ぶ
ウイスキーの選び方の1つ目は「産地で選ぶ」です。ウイスキーでは世界5大ウイスキーと言われる5つウイスキーの名産国があり、それぞれ原料や製法が違うため、持っている個性が全く異なります。
- スコットランド
- アイルランド
- 日本
- アメリカ
- カナダ
ウイスキーは産地によってもさまざまな種類があります。産地によって原料や製法が異なるためです。
それでは、産地の違いによるウイスキーの種類を紹介していきます。
スコッチウイスキー
「スコッチウイスキー」は、イギリスを構成する4地域のうちの1つであるスコットランドで作られるウイスキーです。
スコッチウイスキーは、ウイスキー全体の消費量の約6割を占める、まさにウイスキーの王様的存在です。「ウイスキー」と聞くとスコッチウイスキーを思い浮かべる人も多いかもしれません。
麦芽を乾燥させる際に使用するピートにより、香りが強く、スモーキーなフレーバーが特徴です。
クリアな飲み口に芳醇な香りやスモーキーな燻製臭など、個性豊かなスコッチウイスキーが多くあります。
産地 | スコットランド |
スコッチウイスキーの定義 | ・スコットランドの蒸留所でつくられる ・水、酵母、モルトおよびその他の穀物を原料とする ・容量700ℓ以下のオーク樽に詰める ・水とスピリッツカラメル以外の添加は不可 ・アルコール度数94.8%以下で蒸留する ・スコットランド国内の保税倉庫で3年以上熟成させる ・アルコール度数は最低40%以上で瓶詰めする |
主な製品の種類 | ・モルトウイスキー ・グレーンウイスキー ・ブレンデッドウイスキー |
特徴 | ・ピートを使用し、スモーキーなフレーバーのウイスキーが多い ・スコッチの中でも6つの地域に分かれている ・歴史が古く、15世紀には存在した ・スコッチウイスキーの8割はブレンデッドウイスキー |
スコッチウイスキーの代表例 | ・ザ・マッカラン12年 ・ボウモア12年 ・グレンフィディック12年 ・グレンリベット12年 |
アイリッシュウイスキー
アイリッシュウイスキーは、アイルランドで製造されているウイスキーです。
過去には、スコッチウイスキーは全ウイスキー消費量の約6割を占めていた時代もありましたが、現在はスコッチ、バーボン、ジャパニーズウイスキーと比べるとシェアがやや低めです。
アイリッシュウイスキーはスムースで酒質がライトなため、非常に飲みやすいのが特徴です。香り豊かで穏やかな味わいが多く、癖が少ないため、初心者にもおすすめです。
産地 | アイルランド |
アイリッシュウイスキーの定義 | ・穀物類を原料とする ・麦芽に含まれる酵素により糖化、酵母の働きにより発酵 ・蒸留液から香りと味を引き出せるよう、アルコール度数94.8%以下で蒸留 ・木製の樽に詰める ・アイルランド共和国、または北アイルランドの倉庫で3年以上熟成 |
主な製品の種類 | ・ポットスチルウイスキー ・モルトウイスキー ・グレーンウイスキー ・ブレンデッドウイスキー |
特徴 | ・スムースで酒質はかなりライト ・ピートをほとんど使わない ・未発芽の大麦を使うことがある ・表記が「Whiskey」 |
アイリッシュウイスキーの代表例 | ・ジェムソン ・バスカー ・カネマラ |
ジャパニーズウイスキー
ジャパニーズウイスキーは、スコッチウイスキーをお手本に作られています。これは、ニッカの創業者で「日本のウイスキーの父」と呼ばれる竹鶴政孝がスコットランドに留学し、日本でウイスキー製造が始まったことに起因します。
ジャパニーズウイスキーの歴史は、世界5大ウイスキーの中で最も浅いです。
しかし、ジャパニーズウイスキーはスコッチウイスキーと全く同じではありません。日本の風土や嗜好に合わせて、スモーキーさを抑え、繊細でマイルドな味わいに仕上げられています。
また、日本におけるウイスキーの法定義は酒税法に基づいているため、スコッチのような表示や製造に関する細かな規定はありません。そのため、世界でジャパニーズウイスキーの人気が高まるとともに、「純日本産ではないジャパニーズウイスキー」が市場に出回ってしまいました。
そこで、日本国内でジャパニーズウイスキーとその他のウイスキーを区別するために、日本酒造組合は2021年2月にジャパニーズウイスキーの定義を自主基準として制定しました。
産地 | 日本 |
日本におけるウイスキーの定義 (酒税上の定義) | ・発芽させた穀物や水を原料とし、糖化・発酵させたアルコール含有物を蒸留したもの ・蒸留はアルコール分95%未満で行うこと ・上記にアルコール、スピリッツ、香味料、色素または、水を加えたもの ・穀物由来の原酒混和率が10%以上であること |
ジャパニーズウイスキーの表示基準 (日本洋酒酒造組合の自主基準) | ・原材料は麦芽、穀物、国内で採水された水に限り、麦芽の使用は必須 ・蒸留における留出の際のアルコール分は95%未満 ・3年以上熟成 ・糖化、発酵、蒸留は国内で行う。 ・容量700ℓ以下の木製樽に詰める ・国内で瓶詰めし、充填時のアルコール分は40%以上 ・色調整のためのカラメルの使用は認める |
主な製品の種類 | ・モルトウイスキー ・グレーンウイスキー ・ブレンデッドウイスキー |
特徴 | ・5大ウイスキーの中で一番歴史が浅い ・スコッチをお手本にして造られている ・ピートは使ったり使わなかったりする ・日本人好みの繊細でマイルドな味 |
ジャパニーズウイスキーの代表例 | ・白州 ・山崎 ・シングルモルト余市 ・竹鶴ピュアモルト |
アメリカンウイスキー
アメリカンウイスキーとは、アメリカ合衆国で製造されるウイスキーの総称です。ケンタッキー州発祥のバーボンウイスキーが有名です。
アメリカンウイスキーには「バーボンウイスキー」や「テネシーウイスキー」など、さまざまなジャンルがあり、それぞれが原料の比率や蒸留・熟成の方法などが細かく定められています。
アメリカンウイスキーは、アメリカに入植した「スコッチ・アイリッシュ」がウイスキーを作り始めて誕生しましたが、ウイスキー戦争や禁酒法などを経て、スコッチやアイリッシュとは異なる唯一無二のウイスキーになりました
アメリカンウイスキーは、原料として主にトウモロコシやライ麦が使われるため、独特の甘みやスパイシーさ、ほろ苦さが特徴です。
産地 | アメリカ合衆国 |
アメリカンウイスキーの定義 | ・穀物類を原料とする ・アルコール度数95%以下で蒸留する ・オーク樽で熟成する ・アルコール度数40%以上で瓶詰めする |
主な製品の種類 | ・バーボンウイスキー ・テネシーウイスキー ・ライウイスキー ・コーンウイスキー |
特徴 | ・バーボンウイスキーやテネシーウイスキーなどジャンル分けされている ・樽香が強い傾向がある ・独特の甘さやスパイシーさがある |
アメリカンウイスキーの代表例 | ・ジャックダニエル ・メーカーズマーク ・ウッドフォードリザーブ ・ブラントン |
カナディアンウイスキー
カナディアンウイスキーは、アメリカの禁酒法時代に飛躍的な発展を遂げた世界5大ウイスキーの一つです。
アメリカの禁酒法時代、カナダは輸出を禁止しなかったため、大量のウイスキーを製造し、アメリカに密輸しました。その結果、カナディアンウイスキーはアメリカ市場に広く浸透し、5大ウイスキーの一つとしての地位を確立していきました。
カナディアンウイスキーは、5大ウイスキーの中でも特に癖が少なく、ライトで柔らかな香りと味わいが特徴です。また、5大ウイスキーの中で唯一、香り付けが許可されているため、ユニークなウイスキーに仕上がっています。
その飲みやすさから、カクテルの材料としても多く使用されます。
産地 | カナダ |
カナディアンウイスキーの定義 | ・カナダで熟成を行う ・穀物を原料に、麦芽などで糖化、酵母などで発酵し、蒸留したもの ・容量700ℓ以下の木樽で3年以上熟成させる ・アルコール度数40%以上で瓶詰めする ・カラメルまたはフレーバリングの添加は可能 |
主な製品の種類 | ・フレーバリングウイスキー ・グレーンウイスキー ・カナディアンブレンデッドウイスキー |
特徴 | ・フレーバリングができるのでユニーク ・5大ウイスキーの中でも特に癖が少ない ・カクテルの材料として欠かせない |
カナディアンウイスキーの代表例 | ・カナディアンクラブ ・クラウンローヤル |
ウイスキーの選び方その2:原料で選ぶ
ウイスキーとは、「穀物を原料とし、蒸留された後、木樽で長期熟成したお酒」です。しかし、ウイスキーには原材料や製造方法の違いにより、さまざまな種類が存在します。
それでは、原材料や製造方法の違いによるウイスキーの種類について解説します。
モルトウイスキー
「モルト(malt)」とは英語で大麦麦芽を意味します。
モルトを100%使用して作られたウイスキーを「モルトウイスキー」と呼びます。
モルトウイスキーは、ポットスチルという単式蒸留機で蒸留して作られるウイスキーです。通常、異なるポットスチルを使い、2回蒸留して作られます。
モルトウイスキーにはさらにいくつかの種類があるので、それぞれについて解説していきます。
シングルモルトウイスキー
「シングル」というのは「単一の蒸留所で瓶詰めされた」という意味です。
したがって、「シングルモルトウイスキー」は、単一の蒸留所でモルト原酒のみを使用してボトリングされたウイスキーを指します。
同じモルトウイスキーでも樽ごとに若干の違いが出ることが多いため、複数の樽のモルトウイスキーをヴァッティング(ブレンディング)してからボトリングすることが一般的です。
シングルモルトウイスキーの最大の魅力は、蒸留所ごとの個性を楽しめることです。
蒸留所の気候風土や製造方法の違い、仕込み水、使用する原料にはそれぞれの蒸留所のこだわりが詰め込まれており、1つとして同じものはないほど個性的です。それぞれの蒸留所が代表作として世に送り出しているのが「シングルモルトウイスキー」です。いわば”蒸留所の顔”とも言えます。
シングルモルトウイスキーの代表的な銘柄としては、サントリーウイスキーの「白州」やニッカウヰスキーの「シングルモルト宮城峡」などが挙げられます。
ブレンデッドモルトウイスキー
「ブレンデッドモルトウイスキー」とは、複数の蒸留所のモルト原酒をヴァッティング(ブレンディング)して作られたウイスキーです。異なる個性がバランスよく調和し、新しい個性を楽しむことができます。
代表例としては、「竹鶴ピュアモルト」が挙げられます。
ちなみに、「竹鶴ピュアモルト」の「ピュアモルト」は100%モルトで作られたウイスキーを意味します。そのため、ブレンデッドモルトを指すこともあれば、シングルモルトを指すこともあります。この言葉は日本独自のもので、世界のウイスキーの多くがブレンデッドウイスキーであったため、日本のウイスキー製造者や販売者が「モルト」を強調する目的で使い始めました。
「竹鶴ピュアモルト」はニッカの余市蒸留所と宮城峡蒸溜所のモルト原酒をヴァッティングして作られたウイスキーとなっています。
グレーンウイスキー
「グレーンウイスキー」とは、トウモロコシやライ麦、小麦などを原料とし、モルトを酵素として加え、連続式蒸留機で蒸留してつくられるウイスキーのことです。
原材料の穀物の種類や比率によって味が変わってきます。
アメリカンウイスキーの中で人気な「バーボンウイスキー」もトウモロコシを主原料とするグレーンウイスキーです。
グレーンウイスキーの蒸留に使われる連続式蒸留機は取り出すスピリッツのアルコール度数を95%程度まで上げることができ、短時間で大量生産が可能となっています。
香りはモルトウイスキーに比べて弱い傾向があり、クリーンな酒質になる傾向があります。また、グレーンウイスキーはモルトウイスキーとブレンドするために製造されることも多いです。
1つ1つが個性豊かなモルトウイスキーは「ラウド・スピリッツ(声高な酒)」と呼ばれていますが、それとは対称に、グレーンウイスキーは風味が軽くまろやかで、ブレンドすると飲みやすくなることから、「サイレント・スピリッツ(寡黙な酒)」と呼ばれています。
シングルグレーンウイスキー
先ほど紹介したシングルモルトウイスキーと同様に、「シングルグレーンウイスキー」は、単一の蒸留所でグレーン原酒のみを瓶詰めして作られたウイスキーです。
代表例はサントリーの知多蒸留所でつくられる「知多」やキリンの富士御殿場蒸留所でつくられる「シングルグレーン 富士」が挙げられます。軽やかな味わい、ほのかな甘い香りが特徴となっています。
ブレンデッドウイスキー
「ブレンデッドウイスキー」は、個性の強いモルトウイスキーと穏やかでやさしい味わいのグレーンウイスキーをブレンドし、お互いの長所を引き出したマイルドで飲みやすいウイスキーです。
ブレンデッドウイスキーの魅力は、「ブレンダーの技」が色濃く反映されているところです。シングルモルトは蒸留所の気候風土や仕込み水、原料の違いなど、その土地が造り上げる個性を楽しめる点が魅力ですが、ブレンデッドウイスキーはブレンダーの匠の技によってブレンドされたいわば「ブレンダーの芸術作品」のようなものです。
代表例としては、「響」が挙げられます。
ハイボールに最適なウイスキー25選
それでは、いよいよハイボールに最適なウイスキーを国別で25銘柄ご紹介します!
【スコッチ】ハイボールに最適なウイスキー10選一覧
画像 | 商品名 | 価格 | 種別 | 内容量 | アルコール度数 | 味わい | 熟成年数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
グレングラント アルボラリス←該当ページへ飛ぶ | Amazonで見る | シングルモルト | 700ml | 40% | 洋ナシ、青リンゴ | ノンエイジ | |
ジョニーウォーカー ブラックラベル12年←該当ページへ飛ぶ | Amazonで見る | ブレンデッド | 700ml | 40% | スモーキー、ドライフルーツ | 12年 | |
デュワーズ12年←該当ページへ飛ぶ | Amazonで見る | ブレンデッド | 700ml | 40% | バニラ、レーズン、リンゴ | 12年 | |
シーバスリーガル12年←該当ページへ飛ぶ | Amazonで見る | ブレンデッド | 700ml | 40% | ハチミツ、バニラ | 12年 | |
ホワイトホース12年←該当ページへ飛ぶ | Amazonで見る | ブレンデッド | 700ml | 40% | バニラ、スモーキー、スパイシー | 12年 | |
ザ・グレンリベット12年←該当ページへ飛ぶ | Amazonで見る | シングルモルト | 700ml | 40% | 蜂蜜、フローラル、洋ナシ | 12年 | |
グレンフィディック12年←該当ページへ飛ぶ | Amazonで見る | シングルモルト | 700ml | 40% | 洋ナシ、青リンゴ、クリーミ― | 12年 | |
ボウモア12年←該当ページへ飛ぶ | Amazonで見る | シングルモルト | 700ml | 40% | スモーキー、ソルティ、チョコレート | 12年 | |
アードベッグTEN←該当ページへ飛ぶ | Amazonで見る | シングルモルト | 700ml | 46% | かなりスモーキー、バニラ、柑橘 | 10年 | |
タリスカー10年←該当ページへ飛ぶ | Amazonで見る | シングルモルト | 700ml | 45% | ソルティ、スモーキー、ブラックペッパー | 10年 |
【スコッチ】ハイボールに最適なウイスキー10選
グレングラントアルボラリス
銘柄 | GLEN GRANT(グレングラント) |
原産地 | スコットランド |
アルコール度数 | 40% |
容量 | 700ml |
種別 | シングルモルトウイスキー |
熟成樽 | バーボン樽、シェリー樽 |
熟成年数 | ノンエイジ |
仕込み水 | グレングラント川 |
蒸留所 | グレングラント蒸留所(スペイサイド) |
希望小売価格(税別) | 2,500円 |
「グレングラント アルボラリス」は、2021年に発売されたスペイサイドのローゼス地区にあるグレングラント蒸留所のお手頃なシングルモルトウイスキーです。
このアルボラリスはシングルモルトでありながら、2,000円台で購入できるウイスキーです。とにかく香りが華やかでフルーティ。アルボラリスはラテン語で「木漏れ日」を意味し、その名の通り明るい黄金色をしており、味わいもスムースで澄み切っています。
アルボラリスはバーボン樽原酒とシェリー樽原酒の二種類を使用しており、それぞれの特徴を引き出しながらヴァッティングされています。バーボン樽主体の華やかさが全開で、オレンジやバニラ、蜂蜜などの甘味が広がるスコッチウイスキーです。
ハイボールとの相性が非常に良く、「2,000円台でハイボールに最適な銘柄は何?」と聞かれたら、私はアルボラリスと答えます。
明るい琥珀色
フローラル、フルーティー、レーズン、スイカズラ、オーク樽、モルト、微かなレモン
オークとドライフルーツがミックスされたバタースコッチ、ほのかなスパイス
長く続くモルトとバニラに一瞬の洋ナシ
ジョニーウォーカー ブラックラベル12年
銘柄 | JOHNNIE WALKER(ジョニーウォーカー) |
原産地 | スコットランド |
アルコール度数 | 40% |
容量 | 700ml |
種別 | ブレンデッドウイスキー |
キーモルト | –クライヌリッシュ(ハイランド) –グレンキンチー(ローランド) –カーデュ(スペイサイド) –カリラ(アイラ) |
熟成年数 | 12年 |
希望小売価格(税別) | オープン |
2つ目は「ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年」です。日本では、通称「ジョニ黒」という愛称で親しまれています。
ジョニーウォーカーシリーズは、世界で最も販売数量が多いスコッチウイスキーです。このブラックラベルは、12年熟成の世界初のブレンデッドウイスキーです。12年以上熟成された数十種類以上のモルト原酒とグレーン原酒がブレンドされています。
ジョニーウォーカーにはブラックラベル以外にもレッドラベルやグリーンラベルなどの種類がありますが、このブラックラベルはジョニーウォーカーの原点から受け継がれてきたブレンドであり、初期のレシピが現在も引き継がれています。ジョニーウォーカーのブレンダーの渾身の傑作と呼べるでしょう。
スコッチ特有のスモーキーフレーバーとレーズンの甘味、オレンジのような柑橘系の味わいを感じられるのが特徴です。とにかくバランスが良いため、ストレートからハイボールまでどんな飲み方でもおすすめできます。
明るい琥珀色
香ばしいスモーキーな香りが一番に感じられる。また、レーズンなどのドライフルーツを思わせる甘い香りも感じる。バニラのような甘いアロマもある。12年の熟成感のあるウッディな香りやオークのスパイシーさも感じる。
最初に口全体にスモーキーフレーバーが広がる。その後、甘みやコクとともにオレンジのような爽やかなフルーツ感がくる。アルコールの辛さをほとんどなく、口当たりはなめらか。
スモーキーさが余韻としてあるが、すっきりとしている。
デュワーズ 12年
甘く華やかな味わいが特徴のブレンデッドスコッチウイスキー「デュワーズ 12年」。
デュワーズ 12年の特徴として、ダブルエイジ製法が挙げられます。ダブルエイジ製法とは、樽熟成させたモルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドした後、ブレンデッドウイスキーを再び樽の中で熟成させることです。この追熟によって、よりコクが出て、なめらかな味わいとなっています。
ジョニーウォーカーと比べると、スモーキーフレーバーはほとんど感じられず、バニラや蜂蜜、リンゴを連想させる甘さが特徴的。香りの柔らかさと華やかさが異なります。
キーモルトはアバフェルディ蒸留所のモルトであり、リンゴや蜂蜜の特徴を持つ蒸留所です。非常に飲みやすく、フルーティかつなめらかな味わいがあります。
鮮やかな琥珀色
キャラメル、ナッツ、バニラ、レーズン、カスタード、ベリー、スモーク、ピート
バニラや蜂蜜、リンゴを思わせるような甘み。スモーキーさはほとんどない。
ビターさと若干のピーティーさ
シーバスリーガル 12年
銘柄 | CHIVAS REGAL(シーバスリーガル) |
原産地 | スコットランド |
アルコール度数 | 40% |
容量 | 700ml |
種別 | ブレンデッドウイスキー |
キーモルト | –ストラスアイラ(ハイランド) –グレンリベット(スペイサイド) –ロングモーン(スペイサイド) –ベンリアック(スペイサイド) |
熟成年数 | 12年 |
希望小売価格(税別) | オープン |
シーバスリーガルと言えば、世界で2位の販売量を誇るウイスキーで、ペルノ・リカール社の子会社であるシーバス・ブラザーズ社が製造しているウイスキーです。
今回紹介するのは、「シーバスリーガル 12年」というシーバスリーガルの12年熟成ブレンデッドウイスキーです。シーバスリーガルにはノンエイジタイプが存在しないため、高級ウイスキーというイメージがあります。
香りは、リンゴや洋ナシのようなフルーティな香りと、蜂蜜やリンゴのような甘さを感じることができます。また、味わいは熟したリンゴと蜂蜜のようなリッチな風味が特徴です。
鮮やかな琥珀色
バニラや蜂蜜のような甘い香りやリンゴや洋ナシなどのフルーティな香り。またハーブの香りもあり、若干香ばしい香りもある。
熟したリンゴや蜂蜜のようなリッチな味わい。バニラとヘーゼルナッツの風味もあり、コクがありクリーミ―。熟成樽由来のナッツ感。
青リンゴや洋ナシの爽やかでフルーティな余韻が長く続く。
ホワイトホース 12年
銘柄 | WHITE HORSE(ホワイトホース) |
原産地 | スコットランド |
アルコール度数 | 40% |
容量 | 700ml |
種別 | ブレンデッドウイスキー |
キーモルト | –ラガブーリン(アイラ) –グレンエルギン(スペイサイド) |
熟成年数 | 12年 |
希望小売価格(税別) | オープン |
アイラウイスキーがキーモルトとなっているブレンデッドウイスキー「ホワイトホース 12年」。ホワイトホースは現在、千円台の年数表記のないものとこの12年のみが販売されていますが、ジョニーウォーカーを抑えて日本のスコッチ販売数量No.1の銘柄です。
ホワイトホースは世界中に流通していますが、ホワイトホース 12年は日本限定商品となっています。12年はファインオールドに比べ、だいぶスモーキーさが落ち着いた印象。華やかで甘い香りにほんのりと甘いスモーキーフレーバー、まろやかな味わいとフルーティさが特徴です。
スコットランドのスペイサイドで華やかなフルーティさを持つグレンエルギン蒸留所や、スモーキーフレーバーで有名なラガヴーリン蒸留所などがキーモルトになっています。
公式にも「和食に合う」と書いてある通り、日本人の好みに合わせてスモーキーさが抑えられたウイスキーなので、ハイボールにした時に非常に和食との相性が良いです。特にブリの刺身や焼き鳥(タレ)にマッチします。
濃いめの琥珀色
蜂蜜を思わせる甘く華やかな香り。ピートはほんのり香る程度で抑えられている。
まろやかな味わい。アイラモルトに由来する奥深い甘さとスモーキーさ。蜂蜜やバニラのような甘さがあり、スモーキーさも感じるがそこまで強くはない。アルコールの辛みは若干感じる。
長く豊かな余韻。樽のビター感も若干ある。
ザ・グレンリベット12年
銘柄 | GLENLIVET(グレンリベット) |
原産地 | スコットランド |
アルコール度数 | 40% |
容量 | 700ml |
種別 | シングルモルトウイスキー |
熟成樽 | アメリカンオーク樽、ヨーロピアンオーク樽 |
熟成年数 | 12年 |
仕込み水 | 「ジョシーズ・ウェル」の天然水 |
蒸留所 | グレンリベット蒸留所(スペイサイド) |
希望小売価格(税別) | 5,370円 |
「ザ・グレンリベット12年」は、ブランドを代表するスタンダードなボトルです。グレンリベット蒸留所は、スコットランドで初めて政府公認を受けた歴史ある蒸留所です。「グレンリベット」という名は、ゲール語で「静かな谷」を意味し、リベット川の豊かな自然環境と清らかな水が、ウイスキーの品質向上に大きく貢献しています。今日、グレンリベットは世界中で高く評価され、スペイサイドを代表するシングルモルトウイスキーとして広く親しまれています。
グレンリベット12年は、アメリカンオーク樽とヨーロピアンオーク樽で最低12年間熟成した原酒を使用してヴァッティングされています。バニラやキャラメルのような甘さに加え、蜂蜜のようなコクのある味わいが特徴で、特にスペイサイドらしい繊細な風味が感じられます。ハイボールにすることで甘さと爽快感が引き立ち、クセがなく非常に多くの人に好まれるウイスキーとして、シングルモルトの入門編としても非常に人気の高いウイスキーです。
明るい琥珀色
甘いトロピカルフルーツ(パイナップルや洋梨)の香りが支配的で、その後にバニラやフローラルな香りが漂います。非常にフレッシュで清々しいアロマです。
最初に感じるのはフルーティーな甘さで、洋梨や青リンゴ、柑橘系の果実味が口いっぱいに広がります。後からほんのりとオークやトフィーの風味が現れ、バランスが良く、スムーズな飲み心地です。
中程度の長さで、軽やかなスパイスとほのかなオークのニュアンスが感じられます。爽やかでクリーンな後味が特徴です。
グレンフィディック12年
銘柄 | Glenfiddich(グレンフィディック) |
原産地 | スコットランド |
アルコール度数 | 40% |
容量 | 700ml |
種別 | シングルモルトウイスキー |
熟成樽 | バーボン樽、シェリー樽 |
熟成年数 | 12年 |
仕込み水 | ロビーデューの泉 |
蒸留所 | グレンフィディック蒸留所(スペイサイド) |
希望小売価格(税別) | 5,060円 |
グレンフィディックは、1887年にウィリアム・グラントによってスコットランドのスペイサイド地方に創業された蒸留所です。ウィリアム・グラントは、家族とともに自身の蒸留所を一から建設し、その情熱と努力によってグレンフィディック(ゲール語で「鹿の谷」を意味する)を世界的なシングルモルトウイスキーブランドへと成長させました。
グレンフィディックは、シングルモルトウイスキーのパイオニアとして、世界初の公式なシングルモルトのブランド展開を行ったことでも知られています。これにより、シングルモルトの魅力が世界中に広まり、現在もその影響力は続いています。グレンフィディック12年は、同社の看板商品として、入門編としても非常に人気があります。
グレンフィディック12年は、バーボン樽とシェリー樽の熟成を経て作られることで、バランスの取れた風味が特徴です。典型的なスペイサイドのスタイルを持ち、フルーティーで軽やかな味わいが印象的です。
淡い琥珀色
熟した洋梨やリンゴのフルーティーな香りに、オークやバニラの甘さが加わります。全体としては新鮮で爽やかなアロマが漂います。
クリーミーでまろやかな舌触りが特徴で、フルーツの甘みとバニラ、麦芽の風味が調和しています。ほのかなスパイスとトフィーの風味が後から現れ、飲みやすさが際立ちます。
比較的短めのフィニッシュですが、フレッシュなフルーツ感と軽いオークの余韻が残ります。
ボウモア12年
銘柄 | BOWMORE(ボウモア) |
原産地 | スコットランド(アイラ) |
アルコール度数 | 40% |
容量 | 700ml |
種別 | シングルモルトウイスキー |
熟成樽 | バーボン樽 |
熟成年数 | 12年 |
仕込み水 | ラーガン川 |
蒸留所 | ボウモア蒸留所(アイラ) |
希望小売価格(税別) | 6,600円 |
「ボウモア12年」は、スコットランドのアイラ島中心部に位置するボウモア蒸留所でつくられるシングルモルトウイスキーです。
ボウモア蒸留所は、アイラ島西部の入江、海抜0mに位置する場所で1779年に創業開始した、アイラ島最古の蒸留所です。ボウモア蒸留所では、2003年以降に生産されたスピリッツをすべてシングルモルトウイスキーにのみ使用しており、ブレンデッドウイスキーメーカーや独立系ボトラーに販売されることはありません。ボウモアは、シングルモルトにこだわり、量よりも質を重視したブランドです。
ボウモアでつくられるウイスキーは、気品と力強い味わいのバランスが取れていることから「アイラの女王」と称されています。アイラウイスキー独特のスモーキーさも程よくあり、華やかで甘みがあるのが特徴です。アイラ島南部にあるアードベッグやラフロイグよりも飲みやすく、北部にあるブルックラディよりも個性的な味わいになっており、「アイラを知りたければボウモアを飲め」とも言われています。
そんなボウモア蒸留所でつくられる12年熟成のウイスキーが「ボウモア12年」です。ボウモア12年はバーボン樽で12年熟成されたシングルモルトウイスキーです。
香りはヨード香やピート香が強く感じられ、チョコレートやローストした穀物の風味も楽しめます。味わいもヨードの深い味わいがあり、その後ピートがガツンと来ます。また、バニラのような甘みやチョコレートのようなビター感も併せ持っています。
バランスの取れたアイラの特徴を上品に表した一本で、コストパフォーマンスにも優れています。ハイボールとも非常に相性が良いため、初心者の方にもおすすめです。
あたたかみのある琥珀色
磯の風味をまず最初に感じる。次に重たすぎないピート香がする。またローストした穀物のような香りもある。あとはチョコレート、オレンジなど。
ヨードの味わいがとても強い。若干塩味もある。その後に強めのピート。また、バニラのような甘みとチョコレートのようなビター感。
ヨード感とピート感が長く続く
アードベッグTEN
銘柄 | Ardbeg(アードベッグ) |
原産地 | スコットランド(アイラ) |
アルコール度数 | 46% |
容量 | 700ml |
種別 | シングルモルトウイスキー |
熟成樽 | バーボン樽 |
熟成年数 | 10年 |
仕込み水 | ウーガダール湖 |
蒸留所 | アードベッグ蒸留所(アイラ) |
希望小売価格(税別) | 6,350円 |
「アードベッグ10年」はアードベッグ蒸留所でつくられるシングルモルトウイスキーです。「アードベッグ」はゲール語で「小さな岬」という意味を持ちます。
アイラ島の南部には、ラフロイグやラガヴーリンなど、個性的でヘビーピートなウイスキーをつくる蒸留所が数多くあります。その中でも、アードベッグは最強のピート香とヨード香を持つウイスキーです。麦芽の乾燥に使用するピートの量は「ppm」という単位で表されるフェノール値で示されますが、ボウモアが25ppm程度なのに対し、アードベッグは55ppm程度と、ボウモアの2倍以上の数値を誇ります。
アードベッグは仕込み水にウーガダール湖の水を使用しています。この湖はピートでウイスキーのような色に染まっており、仕込み水もピートを多く含んでいます。焚きこむピートの量から伏流水まで、唯一無二の個性的なスモーキーフレーバーを作るための工夫が随所にちりばめられています。
アードベッグ10年はアルコール度数が46%で、味わい深く、力強い濃厚な甘さを楽しむことができます。香りの特徴は強烈なスモーキーフレーバーと潮の香り、そしてバニラのような甘い香りです。味わいは、香りから力強い風味を予想させますが、実際に飲んでみると滑らかさがあります。深みのある重厚なピートやヨードの風味、そして甘さやフルーティさが感じられます。最初はパワフルですが、飲むほどにその魅力に引き込まれていきます。
とにかくスモーキーなウイスキーが大好きだという方には、ぜひ試していただきたい一本です。
淡い琥珀色
とても強いピート香。また磯の香りもある。さらにバニラのようなスイートな香りや柑橘系のフルーティさもある。
度数46%だからか口当たりは少しピリッとしている。その後にくるのが深みのあるスモーキーフレーバー。バニラのような甘みもあり、スムーズな味わい。
豊かなスモーキーさが長く続く。
タリスカー10年
銘柄 | TALISKER(タリスカー) |
原産地 | スコットランド(アイランズ) |
アルコール度数 | 45% |
容量 | 700ml |
種別 | シングルモルトウイスキー |
熟成樽 | アメリカンオークのバーボン樽、ヨーロピアンオークのシェリー樽 |
熟成年数 | 10年 |
仕込み水 | ホークヒルの地下水源 |
蒸留所 | タリスカー蒸留所(アイランズ) |
希望小売価格(税別) | 5,300円 |
タリスカーは、1830年にスコットランドのスカイ島で創業された蒸留所で、現在も同島唯一のウイスキー蒸留所として稼働しています。タリスカーはその独特な海洋性の風味と強いピート香、スパイシーさで知られ、アイランズモルトの代表的なブランドです。
スカイ島の過酷な気候と荒々しい自然環境は、タリスカーのウイスキーに大きな影響を与えています。海風や潮風が熟成に作用し、その結果生まれる塩気やスモーキーさがタリスカーの特徴です。タリスカー10年は、そのフラッグシップ商品であり、強烈でありながらバランスの取れた個性的なウイスキーとして、多くの愛好家から支持されています。
タリスカー10年は、アイランズモルトらしい強いスモーキーさとスパイシーさ、そして海を感じさせる塩気が特徴のウイスキーです。この力強い個性がタリスカーの魅力で、特にピート香が好まれる中級者から上級者向けのシングルモルトとして親しまれています。
明るい琥珀色
ほのかな海水の塩、生ガキそして柑橘系の甘みを感じさせる、力強いピートのスモーキーな香り
煙るようなスモーキーさと力強いモルトの香味を伴う、豊かなドライフルーツの甘み。温かく、情熱的。のどの奥にペッパーの香りを感じる
食欲をそそる甘みを伴った、広大な、長く温かいペッパーを伴うフィニッシュ。
【アイリッシュ】ハイボールに最適なウイスキー5選一覧
画像 | 商品名 | 価格 | 種別 | 内容量 | アルコール度数 | 味わい | 熟成年数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ジェムソン スタンダード←該当ページへ飛ぶ | Amazonで見る | ブレンデッド | 700ml | 40% | ナッツ、オイリー、スムーズ | ノンエイジ | |
ブッシュミルズ10年←該当ページへ飛ぶ | Amazonで見る | シングルモルト | 700ml | 40% | ハチミツ、バニラ | 10年 | |
クロナキルティ・ギャレーヘッド←該当ページへ飛ぶ | Amazonで見る | シングルモルト | 700ml | 40% | バニラ、チョコレート、ベリー | ノンエイジ | |
カネマラ←該当ページへ飛ぶ | Amazonで見る | シングルモルト | 700ml | 40% | スモーキー、バニラ、チョコレート | ノンエイジ | |
ROE&CO←該当ページへ飛ぶ | Amazonで見る | ブレンデッド | 700ml | 40% | 洋ナシ、キャラメル | ノンエイジ |
【アイリッシュ】ハイボールに最適なウイスキー5選
ジェムソン スタンダード
銘柄 | JAMESON(ジェムソン) |
原産地 | アイルランド |
アルコール度数 | 40% |
容量 | 700ml |
種別 | ブレンデッドウイスキー(ポットスチル+グレーン) |
キーモルト | ミドルトン蒸溜所のポットスチル原酒 |
熟成年数 | ノンエイジ |
仕込み水 | ダンガーニー川 |
蒸留所 | ミドルトン蒸溜所 |
希望小売価格(税別) | オープン |
ジェムソンは、1780年にジョン・ジェムソンによってアイルランドのダブリンで設立された、アイリッシュウイスキーの代表的なブランドです。アイリッシュウイスキーは一般的に3回蒸留され、その滑らかな味わいが特徴で、ジェムソンもこの伝統を継承しています。
ジェムソンのボトルには、中央の紋章の上部に帆船が描かれています。これは、ジェムソン家の祖先が海賊との戦いで勝利し、スコットランド王から授けられた紋章を象徴しています。
創業当初のジェムソンは、モルトと未発芽の大麦を使用したポットスチルウイスキーを造り、他のアイリッシュウイスキーとは異なり2回蒸留していました。しかし現在は、3回蒸留のポットスチルとグレーン原酒をブレンドしたアイリッシュブレンデッドウイスキーを提供しています。
ジェムソンは、手頃な価格とスムースな飲みやすさから非常に人気があり、幅広い層に親しまれています。ブランドのエントリーモデルである「ジェムソン スタンダード」は、滑らかでバランスの取れた味わいが特徴で、アイリッシュウイスキー特有のまろやかさと優しい飲み口を楽しめます。3回蒸留による非常にスムーズな仕上がりは、初めてウイスキーを飲む人にもおすすめです。そのスムースな味わいから、ハイボールにすれば何杯でも飲めてしまいます。
明るい琥珀色
ほのかなフローラルさに、スパイシーなウッドと甘みを感じる香り。
スパイシー、ナッツ、バニラの香りの絶妙なバランスの中に、シェリーの甘味がほのかに混ざり、すばらしく滑らかな味わい。
スムースで余韻の残るフィニッシュ
ブッシュミルズ シングルモルト10年
銘柄 | BUSHMILLS(ブッシュミルズ) |
原産地 | アイルランド |
アルコール度数 | 40% |
容量 | 700ml |
種別 | シングルモルトウイスキー |
熟成樽 | バーボン樽、オロロソシェリー樽 |
熟成年数 | 10年 |
仕込み水 | ブッシュ川の水源「セント・コロンバの泉」 |
蒸留所 | ブッシュミルズ蒸留所 |
希望小売価格(税別) | 3,950円 |
ブッシュミルズ蒸留所は、北アイルランドのアントリム県に位置し、1608年創業の歴史ある蒸留所です。アイルランド最古の蒸留所として知られ、長い歴史を背景に培われた伝統と技術を活かしたウイスキーを生み出しています。特に、アイリッシュウイスキー特有の3回蒸留法を採用し、その滑らかな味わいが世界的に高く評価されています。現在、アイリッシュウイスキー市場で第3位の売上を誇ります。
ブッシュミルズは、アイルランドでポットスチルウイスキーやグレーンウイスキーが主流だった時代から、モルトとグレーンをブレンドしたブレンデッドウイスキーを早期に取り入れたブランドとしても有名です。多くのアイルランドの蒸留所が「ポットスチルウイスキー」を製造していた一方で、ブッシュミルズ蒸留所ではスコッチタイプのモルト原酒を造り続けてきたため、モルトとグレーンのブレンデッドウイスキーの先駆者となりました。
今回は、ブッシュミルズがリリースする10年以上熟成させたモルト原酒のみを使用した「ブッシュミルズ シングルモルト10年」をご紹介します。
ブッシュミルズ10年は、ノンピート麦芽を使用したシングルモルトウイスキーで、バーボン樽とシェリー樽で熟成されます。アイルランドウイスキーの中でも特にバランスの取れた、フルーティーでスムーズな味わいが特徴で、蜂蜜やバニラのような甘く複雑な風味が魅力です。
綺麗な琥珀色
フルーティーかつスパイシーで、軽やかな芳香。バーボン樽から来るほのかなハチミツの香り。
溶けたチョコレートの味わいが舌に心地よく絡み、口の中でハチミツの甘さや樽の香ばしさがほどよく膨らむ。
穏やかな味わいの割に、後味はキリッとしてクリーン。ドライな印象が少しずつ消えていく。
クロナキルティ・ギャレーヘッド・シングルモルト
銘柄 | CLONAKILTY(クロナキルティ) |
原産地 | アイルランド |
アルコール度数 | 40% |
容量 | 700ml |
種別 | シングルモルトウイスキー |
熟成樽 | バーボン樽、リトーストワイン樽、ボルドー赤ワイン樽 |
熟成年数 | ノンエイジ |
仕込み水 | クロナキルティ地方の清らかな水源 |
蒸留所 | クロナキルティ蒸留所 |
参考小売価格(税別) | オープン |
クロナキルティは、アイルランドのコーク州南部に位置するクロナキルティの町にある蒸留所で、アイリッシュ・シングルポットスチルウイスキーを製造しています。2018年にスカリー家によって設立されたこの新興蒸留所は、2019年3月からニューメイクスピリッツの蒸留を開始しました。スカリー家はこの地で8世代にわたって農業を営んできた家族で、蒸留所で生産されるウイスキーには同家および近隣農場で栽培された大麦が使われています。
「クロナキルティ・ギャレーヘッド・シングルモルト」は、ブランドの代表的な製品のひとつで、アイルランドウイスキー特有の3回蒸留により、滑らかでフルーティーな味わいが引き立っています。4年以上バーボン樽で熟成された原酒をボルドー赤ワイン樽とリトーストワイン樽の2種類で4~12ヶ月後熟することで、深みのある風味を実現しています。なお、ギャレーヘッドは、大西洋を望むクロナキルティの大麦畑を見守る灯台の名前に由来します。
このウイスキーは、アイルランドウイスキーらしい軽やかさと樽による複雑な風味のバランスが特徴で、特にワイン樽仕上げがもたらす深みと甘みが印象的です。
綺麗な琥珀色
最初に感じるのは、レッドベリーやドライフルーツのフルーティーな香りです。さらに、バニラやスパイス、わずかなシトラスのフレッシュさも感じられ、非常に豊かなアロマが広がります。
口に含むと、ベリー系のフルーツの甘さとキャラメル、オークの風味が滑らかに広がります。赤ワイン樽由来のほのかなタンニンも感じられ、フルーティーでありながらも深みのある味わいです。バランスが良く、優しいスパイスのアクセントもあります。
比較的長めのフィニッシュで、オークやスパイスの余韻が続き、ワイン樽由来の甘みが最後まで残ります。温かみのある、心地よい後味です。
カネマラ
銘柄 | Connemara(カネマラ) |
原産地 | アイルランド |
アルコール度数 | 40% |
容量 | 700ml |
種別 | シングルモルトウイスキー |
熟成樽 | バーボン樽 |
熟成年数 | ノンエイジ |
仕込み水 | クーリー山のスリーヴ・ナ・クロークに湧く軟水 |
蒸留所 | クーリー蒸留所 |
希望小売価格(税別) | 5,080円 |
ここで、アイリッシュウイスキーの中でも珍しい一本、「カネマラ」をご紹介します。
カネマラは、アイルランドでは希少なピーテッドウイスキーとして知られています。通常、アイルランドのウイスキーはピートを使わないことが一般的ですが、カネマラはその伝統に反して、スコッチウイスキーのようなピートの香りを取り入れています。また、カネマラは2回蒸留で造られており、スコッチタイプのシングルモルトに近い特徴を持っています。製造はクーリー蒸留所が行っており、その名は美しい自然と荒々しい風景で知られるアイルランド西部のカネマラ地方に由来しています。この地域はかつてピートの採掘地でもありました。
カネマラは、4年、6年、8年熟成のバーボン樽原酒をブレンドして造られており、アイリッシュウイスキーらしいフレッシュさに加え、ピート由来のスモーキーさとバーボン樽からのバニラの甘さを兼ね備えた仕上がりです。
スモーキーな風味を楽しみたいけれど、アイラウイスキーほど強烈ではなく、ほどよく飲みやすいものをお探しの方には、カネマラはぴったりの一本です。
濃いめの琥珀色
最初にピートのスモークが立ち上がり、焚き火や燻製のような香りが強く感じられます。しかし、同時にアイルランドウイスキーらしいフルーティーな甘さやバニラ、シトラスの爽やかさも感じられ、複雑で奥深いアロマです。
ピートスモークが前面に出つつも、クリーミーなバニラやハチミツの甘さ、シトラスの酸味がバランスを取り、滑らかで飲みやすい仕上がりです。2回蒸留のため、ボディがしっかりしており、スモークと甘さが交互に現れる複雑な味わいが楽しめます。
長めのフィニッシュで、ピートのスモークと共にオークのほのかな渋みやスパイスの余韻が心地よく残ります。最後に再び甘みが顔を出し、全体的に調和の取れたフィニッシュです。
ROE&CO ブレンデッド
銘柄 | ROE&CO(ロー・アンド・コー) |
原産地 | アイルランド |
アルコール度数 | 45% |
容量 | 700ml |
種別 | ブレンデッドウイスキー |
熟成樽 | バーボン樽 |
熟成年数 | ノンエイジ |
仕込み水 | 不明 |
蒸留所 | ロー・アンド・コー蒸留所 |
希望小売価格(税別) | オープン |
「ROE&CO」は、アイルランドのカクテル文化をリードする5人のバーテンダーが監修し、バーテンダーのために作られたプレミアム・ブレンデッド・アイリッシュウイスキーです。このチームは、カクテルに適したウイスキーを追求し、100回以上の試行錯誤を重ねた末に、現在のROE&COを完成させたと言われています。「ROE&CO」の名は、19世紀のアイリッシュウイスキー黄金期に高く評価されていた先駆者「ジョージ・ロー」への敬意を込めて名付けられました。
ROE&COブレンデッドは、カクテル向けに造られているためクセがなく、ストレートでもなめらかでフルーティな味わいが楽しめます。
おすすめの飲み方はハイボールです。カクテル用に開発され、ノンチルフィルタード製法により風味が豊かで、ソーダで割っても味が薄まらず、フルーティな風味をしっかりと感じられるウイスキーです。
明るい琥珀色
フルーティーで甘い香りが特徴で、特に熟成によるバニラやキャラメルのニュアンスが感じられます。
口当たりはスムーズで、優しいモルトの風味と軽やかなスパイスがバランスよく調和しています。フルーツの甘みや、ナッツ、トーストしたオークの風味が感じられ、複雑さを持ちながらも飲みやすい印象です。
フィニッシュはクリーミーで、心地よい余韻が残ります。甘さが控えめに続き、スパイシーさも感じられるため、飲み手に満足感を与えます。
【ジャパニーズ】ハイボールに最適なウイスキー6選一覧
画像 | 商品名 | 価格 | 種別 | 内容量 | アルコール度数 | 味わい | 熟成年数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ニッカフロンティア←該当ページへ飛ぶ | Amazonで見る | ブレンデッド | 500ml | 48% | リンゴ、オレンジ、スモーク、オーク | ノンエイジ | |
シングルモルト余市←該当ページへ飛ぶ | Amazonで見る | シングルモルト | 700ml | 45% | スモーク、オーク、スパイシー | ノンエイジ | |
シングルモルト白州←該当ページへ飛ぶ | Amazonで見る | シングルモルト | 700ml | 43% | ミント、若葉、スモーク | ノンエイジ | |
シングルモルト宮城峡←該当ページへ飛ぶ | Amazonで見る | シングルモルト | 700ml | 45% | リンゴ、洋ナシ、フローラル | ノンエイジ | |
スペシャルリザーブ←該当ページへ飛ぶ | Amazonで見る | ブレンデッド | 700ml | 40% | 洋ナシ、バニラ、メロン | ノンエイジ | |
フロム ザ バレル←該当ページへ飛ぶ | Amazonで見る | ブレンデッド | 500ml | 51% | バニラ、スパイシー、ウッディ | ノンエイジ |
【ジャパニーズ】ハイボールに最適なウイスキー6選
ニッカフロンティア
銘柄 | ニッカフロンティア |
原産地 | 日本 |
アルコール度数 | 48% |
容量 | 500ml |
種別 | ブレンデッドウイスキー |
キーモルト | 余市のヘビリーピーテッドモルト原酒 |
熟成年数 | ノンエイジ |
希望小売価格(税別) | 2,000円 |
「ニッカ フロンティア」は、ニッカウヰスキーから2024年10月に発売されたブレンデッドウイスキーです。4年ぶりの新商品として注目を集めており、キーモルトには余市蒸溜所で造られたヘビリーピーテッドモルトが使用されています。このモルトは、ピートを多く焚いて乾燥させる工程により、力強いスモーキーな風味を生み出しています。
特徴的なのは、モルト原酒の比率が51%と高く設定されている点です。一般的なブレンデッドウイスキーでは「グレーン原酒>モルト原酒」の構成が主流ですが、ニッカ フロンティアでは「グレーン原酒<モルト原酒」という逆転の比率が採用されています。この構成により、モルトの味わいが際立つ仕上がりとなっています。
さらに、「ノンチルフィルタード」製法が採用されており、冷却ろ過を行わないことでウイスキー本来の風味をそのまま楽しむことができます。これにより、濃厚で深みのある味わいが特徴となっています。
グラスに注ぐと、赤リンゴのような熟したフルーツの香りが広がり、続いてバナナの甘い香りやバニラのニュアンス、モルトの香ばしさ、そしてピート香が感じられます。口当たりは非常になめらかで、赤リンゴのフルーティーさが際立つ一方で、バニラの甘みやスモーキーさ、ダークチョコレートのようなビターな風味も楽しめます。余韻にはバニラの甘みとアルコール由来のわずかなスパイシーさが長く残ります。
余市のようなスモーキーなウイスキーを手頃な価格で探している方には、ぜひ試していただきたい一本です。
綺麗な琥珀色
リンゴ、バナナ、オレンジピール、バニラ、スモーキー、オーキー、アルコール感は少ない
スムース、バニラ、リンゴ、ビター、オーキー、スモーキー
バニラ、スパイシー
シングルモルト余市
銘柄 | 余市 |
原産地 | 日本 |
アルコール度数 | 45% |
容量 | 700ml |
種別 | シングルモルトウイスキー |
熟成樽 | バーボン樽、シェリー樽、新樽 |
熟成年数 | ノンエイジ |
仕込み水 | 余市川の清流 |
蒸留所 | 余市蒸溜所 |
希望小売価格(税別) | 7,000円 |
「シングルモルト余市」は、ニッカウヰスキー第一の蒸溜所である余市蒸留所で造られるシングルモルトウイスキーです。1934年に北海道余市町で創業した蒸溜所は、ニッカウヰスキーの創業者であり「日本のウイスキーの父」とも称される竹鶴政孝が設立したものです。竹鶴はスコットランドで本格的なウイスキーづくりを学び、理想のウイスキーを造るために日本で最もスコットランドの風土に近い場所として北海道余市を選びました。余市蒸溜所は、石炭直火蒸溜というスコットランドの伝統的な製法を今も守り続けています。これは、竹鶴が修行したハイランド地方のロングモーン蒸溜所の製法にならったものです。適切な火力を維持するためには、熟練した職人の高度な技術が求められます。現在、ロングモーン蒸溜所もスチーム過熱方式に切り替えていますが、石炭直火蒸溜を続けている蒸溜所は世界でも非常に少なくなっています。その中で、余市蒸溜所は力強い味わいを守るために、この伝統的な製法を現在も維持している貴重な蒸溜所の一つです。
シングルモルト余市のキーモルトは余市のヘビリーピーテッド原酒です。味わいは、力強いピート香としっかりとしたスモーキーな風味が特徴です。グラスに注ぐと、豊かなピート香とともに、柑橘系の果実や青リンゴ、ピートスモークの香りが漂います。口に含むと、初めに若干スパイシーさを感じますが、オーク樽由来の甘い風味や麦芽の甘みが広がり、スモークとフルーティーさの絶妙なバランスを楽しむことができます。余韻はスモーキーさがふわっと抜けていきます。
余市は日本のウイスキーの父と称される竹鶴政孝が最初に選んだ蒸溜所で造られたシングルモルトウイスキーです。よって、ジャパニーズウイスキーを試してみたいけれど、何から始めればよいかわからない方には、まずこの一本を選んでみるのがおすすめです。また、普段アイラウイスキーなどスモーキーなウイスキーを愛飲している方には、余市の味わいが気に入ると思います。ジャパニーズとアイラの違いを比較しながら楽しむのも面白いかもしれません。
赤みが差した琥珀色
樽熟成香、麦芽の甘さ、青リンゴ、ピートスモーク、オレンジ
力強いピートスモーク、若干スパイシー、オーク由来の甘み、チョコレート
ふわっとピートが抜けていく
シングルモルト白州
銘柄 | 白州 |
原産地 | 日本 |
アルコール度数 | 43% |
容量 | 700ml |
種別 | シングルモルトウイスキー |
熟成樽 | ホグスヘッド樽、バーボン樽 |
熟成年数 | ノンエイジ |
仕込み水 | 南アルプスの花崗岩層で濾過された天然水 |
蒸留所 | 白州蒸溜所 |
希望小売価格(税別) | 7,000円 |
「白州」は、サントリーが誇る白州蒸溜所で作られた日本のシングルモルトウイスキーです。白州蒸溜所は、1973年に山梨県の南アルプス山麓に位置する森の中に設立されました。清らかな水と豊かな自然環境に恵まれたこの地は、「森の蒸溜所」として知られ、その恵まれた環境がウイスキーづくりに大きな影響を与えています。白州は、サントリーの創業者・鳥井信治郎の「自然と共にウイスキーを育てる」という理念を体現する蒸溜所であり、その澄んだ空気と純粋な水が、白州の爽やかで繊細な味わいを育んでいます。
「白州」は、フレッシュで爽快な香りと、軽やかな口当たりが特徴のシングルモルトウイスキーです。白州の香りは、青りんごやミント、若葉のような森林を思わせる爽やかなアロマが広がります。口に含むと、まずフレッシュなフルーツの甘みと、ハーブやミントのようなさわやかな風味が広がります。また、ピートの軽快なスモークとウッディなニュアンスが感じられ、余韻は爽やかなピートスモークが広がります。「白州」は、ストレートやロックでその繊細な風味を楽しむのはもちろん、ハイボールにすることでその爽快さが一層引き立ちます。全ウイスキーファンに一度は飲んでいただきたい、私自身かなり好きな銘柄です。
しかし、近年のウイスキーブームの影響で、白州を定価で購入するのが難しくなっているのも事実です。そこで、定価で白州を手に入れる方法の一つとして、白州蒸溜所を訪れるという選択肢があります。蒸溜所では、白州を購入できるだけでなく、構成原酒や普段味わうことのできない限定品を手頃な価格で試飲できるテイスティングバーも用意されています。白州蒸溜所見学については、以下の記事で詳しく解説していますので、興味のある方はぜひご覧ください。
明るい黄金色
すだち、ミント、若葉
口当たりはライトで軽快。青リンゴやミントのような爽やかな味わい。その後にほのかなピート感がある。
軽快なスモーキー、ほのかな甘みが広がる
シングルモルト宮城峡
銘柄 | 宮城峡 |
原産地 | 日本 |
アルコール度数 | 45% |
容量 | 700ml |
種別 | シングルモルトウイスキー |
熟成樽 | バーボン樽、シェリー樽 |
熟成年数 | ノンエイジ |
仕込み水 | 新川の伏流水 |
蒸留所 | 宮城峡蒸溜所 |
希望小売価格(銘柄) | 7,000円 |
「シングルモルト宮城峡」は、ニッカウヰスキー第二の蒸溜所である宮城峡蒸溜所で作られる日本のシングルモルトウイスキーです。宮城峡蒸溜所は、創業者の竹鶴政孝が1969年に設立した蒸溜所で、宮城県仙台市の郊外に位置しています。竹鶴が目指したのは、複数の蒸溜所で生まれた多彩な原酒をブレンドし、より芳醇なウイスキーを作ることでした。新川と広瀬川のふたつの清流が合流する霧深い緑豊かなこの渓谷で、新たな原酒を作るべく、竹鶴が余市蒸溜所に次いで開いたのが宮城峡蒸溜所です。澄んだ空気、柔らかな水、豊かな自然環境は、フルーティーでエレガントなウイスキーを生み出すのに最適な条件を備えています。
「シングルモルト宮城峡」は、華やかでフルーティーな香りと、なめらかな口当たりが特徴です。余市の力強くスモーキーなスタイルとは対照的に、宮城峡はやわらかで繊細な味わいが魅力です。余市が男性だとしたら、宮城峡は女性のようなウイスキーだとよく例えられています。グラスに注ぐと、洋梨や青りんごのようなフルーティーな香りが広がり、背後にはバニラやハチミツのような甘いニュアンスも感じられます。口に含むと、シルキーな口当たりとともに、モルトの甘さや青リンゴのような爽やかさが広がります。余韻には、モルト由来の甘さとほのかなビター感が広がります。
ジャパニーズウイスキーの中でも宮城峡は特に飲みやすく、万人受けするウイスキーだと思います。爽やかでフルーティーな味わいは、ハイボールとも非常に相性がいいです。フルーティーなハイボールがお好きな方は一度試してみてはいかがでしょうか。
濃厚な琥珀色
青リンゴ、洋ナシ、バニラ、フローラル、オレンジ
なめらかな口当たり、青リンゴ、洋ナシ、ほのかなビター感とモルト感、バニラ
麦の甘さ、ほのかなビター感、穏やかな樽香がやさしく広がる。
スペシャルリザーブ
銘柄 | スペシャルリザーブ |
原産地 | 日本 |
アルコール度数 | 40% |
容量 | 700ml |
種別 | ブレンデッドウイスキー |
熟成年数 | ノンエイジ |
キーモルト | ホワイトオーク樽熟成の白州モルト原酒 |
熟成年数 | ノンエイジ |
希望小売価格(税別) | 3,000円 |
「スペシャルリザーブ」は、創業者・鳥井信治郎氏の後継ぎである佐治敬三氏が、サントリーウイスキーの品質を世界にアピールすべく1969年に発売したウイスキーです。
スペシャルリザーブは、山崎蒸溜所や白州蒸溜所で造られたモルトウイスキーとグレーンウイスキーを巧みにブレンドし、バランスの取れた風味と洗練された味わいを実現したブレンデッドウイスキーです。キーモルトには白州のホワイトオーク樽原酒が使用されており、爽やかな洋ナシやリンゴのニュアンスが感じられます。
価格帯は3,000円前後と手頃で、白州らしい風味を気軽に楽しめるのが魅力です。白州を飲みたいけれど手に入りにくいと感じている方や、白州らしい味わいをお手頃な価格でハイボールとして楽しみたい方におすすめの銘柄です。
綺麗な琥珀色
バニラ、洋ナシ、リンゴ、モルト、スパイス、オーク
バニラ、キャラメル、モルティ、ウッディ
柔らかく、余韻も長く、フルーツやバニラの甘さが残るフィニッシュ。わずかにスパイシー
フロム ザ バレル
銘柄 | フロム ザ バレル |
原産地 | 日本 |
アルコール度数 | 51% |
容量 | 500ml |
種別 | ブレンデッドウイスキー |
熟成年数 | ノンエイジ |
キーモルト | 余市モルト原酒、宮城峡モルト原酒 |
熟成年数 | ノンエイジ |
希望小売価格(税別) | 3,200円 |
「フロム ザ バレル」は、日本のニッカウヰスキーが1985年に発売したブレンデッドウイスキーです。ニッカウヰスキーの創業者である竹鶴政孝の理念を引き継ぎ、高品質なウイスキー作りを目指すブランドの一環として誕生しました。竹鶴政孝は、スコットランドでの経験を生かし、バランスの取れたウイスキーを追求し続け、フロム ザ バレルもその伝統に則った製品です。
このウイスキーの特徴は、その名前の通り、樽出しの力強い味わいを維持した高アルコール度数にあります。樽の中で熟成された複数のモルトとグレーンウイスキーをブレンドし、その後再度樽に戻して調和を図る「マリッジ」の工程を経ることで、深いコクと複雑な香りを実現しています。
濃いめの琥珀色
フルーティーな香りに加え、バニラやキャラメルの甘さ、スパイスが感じられる。
口に含むと力強いスパイス感が広がり、続いてフルーティーな甘みと深いウッディさが重層的に広がる。
長く続く余韻には、ほのかな甘みとスパイシーなニュアンスが残り、バランスが非常に優れている。
【アメリカン】ハイボールに最適なウイスキー3選一覧
画像 | 商品名 | 価格 | 種別 | 内容量 | アルコール度数 | 味わい | 熟成年数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ワイルドターキー スタンダード←該当ページへ飛ぶ | Amazonで見る | バーボン | 700ml | 40.5% | バニラ、オーク、ブラックペッパー | ノンエイジ | |
メーカーズマーク←該当ページへ飛ぶ | Amazonで見る | バーボン | 700ml | 45% | バニラ、オレンジ、まろやか、小麦感 | ノンエイジ | |
I.W.ハーパー ゴールドメダル←該当ページへ飛ぶ | Amazonで見る | バーボン | 700ml | 40% | キャラメル、バニラ、オーク、レーズン | ノンエイジ |
【アメリカン】ハイボールに最適なウイスキー3選
ワイルドターキー スタンダード
銘柄 | WILD TURKEY(ワイルドターキー) |
原産地 | アメリカ合衆国 |
アルコール度数 | 40.5%(裏ラベル表示は40%) |
容量 | 700ml |
種別 | バーボンウイスキー |
熟成樽 | アメリカンホワイトオーク樽 |
熟成年数 | ノンエイジ |
仕込み水 | ローレンスバーグの石灰岩層から湧き出る湧き水 |
蒸留所 | ワイルドターキー蒸留所 |
希望小売価格(税別) | 2,200円 |
「ワイルドターキー・スタンダード」です。「ワイルドターキー スタンダード」は、アメリカンウイスキーの代表的なブランドの一つであり、特にバーボンウイスキーを語る上で欠かせない存在です。
ワイルドターキーは、ケンタッキー州ローレンスバーグで誕生したバーボンウイスキーブランドです。ブランド名の「ワイルドターキー」は、1940年に当時のディスティラー、トーマス・マッカーシーが友人との七面鳥狩りにウイスキーを持参したことが由来です。友人たちがそのウイスキーを「ワイルドターキー」と呼び、これがブランド名として採用されました。
ワイルドターキーは、ケンタッキー州で長い歴史を持つ蒸留所で造られており、伝統的な製法と高品質な原材料にこだわり続けています。特に、蒸留過程での高いアルコール度数や、樽の強いチャー(焦がし)を特徴とするウイスキーは、力強い味わいで知られています。
「ワイルドターキー スタンダード」は、ワイルドターキーブランドのエントリーモデルとして、バーボンの基本的な魅力をしっかりと伝える一本です。ワイルドターキーは、バーボンウイスキーの中でも特にクセが強く、パンチのある味わいが特徴です。その理由は、他のバーボンと比べて、原料に使用するトウモロコシの割合が低く、大麦とライ麦の割合が高いことにあります。
味わいには、バニラやキャラメル、ハチミツのような甘さがあり、さらにオークのウッディな風味が加わります。また、スパイスや黒胡椒のようなピリッとしたアクセントが感じられ、全体的に深みと複雑さを楽しめます。余韻には、ほのかなスモーキーさと甘さが長く続き、満足感のあるフィニッシュが特徴です。
深い琥珀色
バニラの甘い香り、オークのウッディさ、ほのかなシトラスの香り、スパイスの香り
ほのかなスモーキーさ、バニラやキャラメルを思わせる深い味わい、黒胡椒のようなスパイシーさ
ほのかなスモーキーさと甘さが長く続く
メーカーズマーク
銘柄 | Maker’s Mark(メーカーズマーク) |
原産地 | アメリカ合衆国 |
アルコール度数 | 45% |
容量 | 700ml |
種別 | バーボンウイスキー |
熟成樽 | アメリカンホワイトオーク樽 |
熟成年数 | ノンエイジ |
仕込み水 | スプリング・フェド湖の湧き水 |
蒸留所 | メーカーズマーク蒸留所 |
希望小売価格(税別) | 3,400円 |
1つ目は「メーカーズ・マーク」です。「メーカーズ・マーク」は、アメリカンウイスキーの中でも高い評価を得ているバーボンウイスキーの一つです。
1950年代にケンタッキー州で誕生したこのブランドは、ビル・サミュエルズ・シニアによって創設されました。彼は、家族代々受け継がれてきたウイスキー造りの伝統を守りながらも、独自の手法で新しいバーボンを生み出しました。ビルが目指したのは、穏やかでまろやかな味わいのバーボンです。このため、通常バーボンに使われるライ麦の代わりに、甘みの強い「Soft Red Winter Wheat」という冬小麦を使用する独自のレシピが採用されました。
「手作り」や「製法」といったキーワードを重視した「クラフトウイスキー」をブランドコンセプトとしています。メーカーズ・マークの象徴であるレッドトップのワックスシールは、一本一本手作業で施されており、職人のこだわりと伝統が感じられます。
メーカーズ・マークの味わいは、バーボンの中でも特にまろやかで柔らかい口当たりが特徴です。トウモロコシに加え、冬小麦を使用することで、通常のバーボンよりもスムーズで軽やかな味わいが楽しめます。香りには、バニラやキャラメル、蜂蜜のような甘いニュアンスがあり、味わいにはバニラの甘み、フルーティさ、そしてほのかなスパイスがバランスよく調和しています。余韻には心地よい甘さが長く続き、飲みやすさと深みを兼ね備えた一杯です。
蜂蜜のような琥珀色
バニラ、オレンジ、蜂蜜
口当たりはなめらか。バニラ、小麦の甘味
心地よい甘さが長く続く
I.W.ハーパー ゴールドメダル
銘柄 | I.W.HARPER(I.W.ハーパー) |
原産地 | アメリカ合衆国 |
アルコール度数 | 40% |
容量 | 700ml |
種別 | バーボンウイスキー |
熟成樽 | アメリカンホワイトオーク樽 |
熟成年数 | ノンエイジ |
仕込み水 | ルイビルの石灰岩層からの天然水 |
蒸留所 | ヘヴンヒルバーンハイム蒸留所 |
希望小売価格(税別) | 2,900円 |
3つ目は「I.W.ハーパー ゴールドメダル」です。「I.W.ハーパー ゴールドメダル」は、長い歴史を持つアメリカンウイスキーのブランドであり、その中でも特にクラシックなバーボンとして愛されています。
I.W.ハーパーの歴史は1872年に遡り、ケンタッキー州でアイザック・ウォルフ・バーンハイムによって創設されました。I.W.ハーパーという名前は、彼のイニシャルと当時の一般的な名前「ハーパー」を組み合わせたものです。ブランドはその高品質なウイスキーで評判を呼び、アメリカ国内外で人気を博しました。
「ゴールドメダル」という名前は、I.W.ハーパーが20世紀初頭に開催された複数の国際博覧会で金メダルを受賞したことに由来しています。ボトルのラベルに輝く5つの金メダルは、5つの万博で獲得した金メダルを意味しています。これにより、ブランドの品質と名声がさらに高まり、今日まで受け継がれています。
「I.W.ハーパー ゴールドメダル」は、非常にスムーズで飲みやすいバーボンウイスキーとして知られています。I.W,ハーパー最大の特徴はとうもろこし86%ととうもろこしの原料比率が大きいことです。とうもろこしの原料比率が大きいバーボンウイスキーは、なめらかな口当たりにスッキリとした飲み口というウイスキー初心者にも親しまれやすい味わいになります。
香りには、バニラやキャラメルのような甘いアロマが広がり、バーボン特有のオークの風味も感じられます。味わいは滑らかで、トウモロコシの甘みが口の中に広がると同時に、ほのかなスパイスやフルーティーなニュアンスがアクセントを加えます。フィニッシュには、上品な甘さと軽いスパイシーさが長く続き、心地よい余韻が残ります。
綺麗な琥珀色
キャラメル、バニラ、オーク、レーズン
若干アルコール感は強め。コーン由来の華やかで甘い味わいが前面に広がる。柑橘系のフルーティさや、若干のスパイシーさもある。
上品な甘さと軽いスパイシーさ
【カナディアン】ハイボールに最適なウイスキー1選
カナディアンクラブ
銘柄 | Canadian Club(カナディアンクラブ) |
原産地 | カナダ |
アルコール度数 | 40% |
容量 | 700ml |
種別 | ブレンデッドウイスキー |
熟成樽 | オーク樽 |
熟成年数 | ノンエイジ |
仕込み水 | 不明 |
蒸留所 | ハイラム・ウォーカー蒸留所 |
希望小売価格(税別) | 1,680円 |
「カナディアンクラブ」は、カナダ・オンタリオ州ウィンザーに位置するハイラム・ウォーカー蒸溜所で生産されるウイスキーです。ウィンザーは、清らかで豊かな水脈と穀倉地帯に近い自然環境に恵まれており、ウイスキー造りに理想的な土地として知られています。この蒸溜所は1858年に創業され、アメリカの禁酒法時代(1920~1933年)に重宝されたウイスキーブランドとしても有名です。
創業から間もなくして、カナディアンクラブはアメリカ東部の紳士クラブを中心に人気を博し、洗練された品格あるウイスキーとして地位を確立しました。その特徴は、非常にライトで軽快な飲み口にあります。この飲みやすさは幅広い層に支持され、カナディアンクラブの劇的な成功はカナディアンウイスキー全体の名声を高めるきっかけとなりました。現在では、カナディアンウイスキーは世界五大ウイスキーの一つに数えられています。
カナディアンクラブは「C.C.」という愛称でも親しまれており、カナディアンウイスキーの先駆者的存在といえるでしょう。カナディアンクラブは、1,000円台で購入できる非常に手頃な価格のウイスキーです。その味わいは軽快で飲みやすいため、ウイスキー初心者の方が自宅でハイボールを作ってみたい場合や、手頃な価格で日常的に楽しめるハイボール用のウイスキーを探している方に最適な選択と言えるでしょう。
明るい琥珀色
キャラメル、バニラ、スパイス
デリケート・スムース・メロー・ほのかにオークとバニラ
クリーンでドライでありながら、やわらかいオークの感覚
美味しいハイボールの作り方
それでは、自宅で簡単に作れる究極に美味しいハイボールの作り方をご紹介します。今回のレシピは、私が以前バーでハイボールを作る際に実際に行っていた方法です。
用意するものは以下の4つです。
- お好みのウイスキー
- グラス
- 氷
- マドラー
また、本格的にハイボールを作りたい方は、薄手のハイボールグラスやバースプーン、ショットメジャーなどの道具を揃えると、より確実に美味しいハイボールを作ることができます。以下に、私がおすすめするバーツールを紹介しているので、興味のある方はぜひご覧ください。
STEP1:グラスに氷を入れ、ステアして(混ぜて)グラスを冷やす
まずはグラスをご用意いただき、氷をぎっしりと入れてください。この際、氷はなるべく大きいものを使うと良いです。理由は、大きい氷の方が表面積が小さくなり、溶けにくくなるからです。
氷を入れたら、マドラーでクルクルと混ぜてグラスを冷やします。グラスが冷えたら、溶けた氷の水分は捨ててください。この時点で氷が減っていたら、再度グラスがいっぱいになるまで氷を足してください。
STEP2:お好きなウイスキーを30ml~45ml入れ、ステアする
冷えたグラスにウイスキーを30ml~45mlほど加えてください。今回は30mlで作ります。正確な量にこだわらない場合は、写真を参考に目分量で入れていただいて構いません。正確に測りたい場合はショットメジャーを購入することをおすすめします。
再びマドラーでステアして、ウイスキーを冷やします。ウイスキーを冷やす理由は、後で炭酸水を加えたときに炭酸が抜けにくくするためです。
STEP3:氷の隙間からゆっくりと炭酸水を注ぎ入れる
次に、ソーダを氷に当てないように氷と氷の隙間からゆっくりと注いでください。氷に当てて注いでしまうと、そこから氷が溶けて味が薄まり、炭酸も抜けてしまいます。
この際、美味しいハイボールの黄金比はウイスキー:ソーダが1:3~4といわれています。
STEP4:極力炭酸が抜けないようにゆっくりと下から氷を持ち上げる
ウイスキーにソーダを注ぐと、実はすでにほとんど混ざっているため、マドラーでゆっくりと軽く持ち上げるだけで十分です。
こうして、キンキンに冷えた強炭酸の美味しいハイボールの完成です。是非お試しください!
まとめ
今回は、ハイボールに最適なウイスキー25銘柄をご紹介しました。自宅で美味しいハイボールを楽しむことで、日々のQOLが向上することは間違いありません。また、ウイスキーは原料や仕込み水、熟成樽など、自然が織りなす環境と蒸留所の製法によって、すべてのウイスキーがそれぞれの個性を持ち、味わいも多種多様です。ウイスキーは奥深い世界であるため、趣味をお探しの方はさまざまなウイスキーを試してみて、自分に合った楽しみ方を見つけてみるのも良いでしょう。
今回紹介した銘柄を以下にまとめました。
- 【スコッチ】グレングラント アルボラリス
- 【スコッチ】ジョニーウォーカー ブラックラベル12年
- 【スコッチ】デュワーズ12年
- 【スコッチ】シーバスリーガル12年
- 【スコッチ】ホワイトホース12年
- 【スコッチ】グレンリベット12年
- 【スコッチ】グレンフィディック12年
- 【スコッチ】ボウモア12年
- 【スコッチ】アードベッグTEN
- 【スコッチ】タリスカー10年
- 【アイリッシュ】ジェムソン スタンダード
- 【アイリッシュ】ブッシュミルズ10年
- 【アイリッシュ】クロナキルティ・ギャレーヘッド・シングルモルト
- 【アイリッシュ】カネマラ
- 【アイリッシュ】ROE&CO
- 【ジャパニーズ】ニッカフロンティア
- 【ジャパニーズ】シングルモルト余市
- 【ジャパニーズ】シングルモルト白州
- 【ジャパニーズ】シングルモルト宮城峡
- 【ジャパニーズ】スペシャルリザーブ
- 【ジャパニーズ】フロム ザ バレル
- 【アメリカン】ワイルドターキー スタンダード
- 【アメリカン】メーカーズマーク
- 【アメリカン】I.W.ハーパー ゴールドメダル
- 【カナディアン】カナディアンクラブ
これらは、コストパフォーマンス、味わい、ハイボールとの相性のいずれにおいても自信を持っておすすめできるものばかりです。この機会にぜひ、あなたのウイスキーライフを始めてみてはいかがでしょうか。
それでは、良いウイスキーライフを!
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